日本では、(公社)日本眼鏡技術者協会が行う自主認定資格制度として「認定眼鏡士」制度があります。
現在、眼鏡専門学校で教育年数等により、S級、SS級(標準等級)、SSS級に分けられ、眼鏡技術者の技術と知識の標準化を図っております。資格有効期限は3年間となっており、更新するには、同協会認定の講習会を受講して必要なポイントを取得しなければなりません。資格維持のためには生涯にわたって教育受講の回数が定められており、規定回数を満たさなかった場合は、資格を喪失するという厳しい内容となっています。
ご参考までに、認定眼鏡士の倫理綱領は次の8項目を掲げています。
1.認定眼鏡士は、常に生活者の視力の保護を第一義に考えて行動する。
2.認定眼鏡士は、生活者により良いビジョンケアを提供するため、可能な限りの配慮と努力を尽くす。
3.認定眼鏡士は、生活者が最先端の技術レベルによるビジョンケアを受けられるために、絶えず自己の教育、技術レ
ベルの向上に努める。
4.認定眼鏡士は、他の専門職の診断や意見が必要と思われる場合は、生活者に速やかに、且適切な勧告を行う。
5.認定眼鏡士は、生活者に関して知り得た情報や知識の秘密をまもり、生活者の利益のためにのみ、それらを使用
する.
6.認定眼鏡士は、自ら良識ある模範的な市民として生活し、行動する。
7.認定眼鏡士は、他の認定眼鏡士や専門職に携わる人々と誠意のある、私利を超えた人間関係を結ぶことにより、
生活者の利益を第一とした情報の交換を行う。
8.認定眼鏡士は、生活者保護の精神を大切にし、景品表示方法及び消費者契約法などを遵守する。(誇大広告や
不当表示などによる販売の拡大を慎む。)
認定眼鏡士制度について詳しく知りたい方は、(公社)日本眼鏡技術者協会のサイトへ
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